DCD(発達性協調運動障害)への対処
DCD(発達性協調運動障害)とは、諸種の別々の動作を1つにまとめる運動(協調運動)の発達に障害があり、学習・日常生活に影響を及ぼしていることを指します(手足の麻痺などの疾患を除く)。
また、協調運動だけでなく、全身運動(粗大運動)や微細運動(手先の操作)についても不器用であることも含めて指すこともあります。例えば、スポーツが下手である、手を使った作業が苦手であったり極端に遅かったりする、洋服のボタンをかけるのが苦手もしくは時間がかかる、などでDCDであることが疑われるようになります。協調・全身・微細運動のいずれにも障害が確認される場合は、重度のDCDである可能性が高いとされています。
生活における障害だけでなく、著しく不器用であることから、LD・学習障害以上にその作業に対する苦手意識を持つようになり、心理的なストレスも障害の影響として見逃せない要素と考えられます。
また、DCD単独での障害であるケースだけでなく、ADHDやLDとの合併であるケースも3~5割ほどあるとされていますし、知的障害との合併も確認されています。このため、原因や対処法を含め、その症状の見極めには充分に注意して判断することが大切です。