成長時期ごとのADHDの症状(思春期~青年期)
ここでは、思春期~青年期におけるADHDの症状や特徴を解説していきます。
思春期におけるADHDは、情緒が不安定になり、結果として反抗する気持ちが高まる可能性があります。
情緒の不安定を助長するような症状が強くでる傾向にあります。そのため、思春期とADHDということに充分な理解を示しつつ、ルールに沿った行動ができるような支援、規律の遵守を教えていく必要があります。
ただし、自我や自主性を尊重することで、青年期に自立するための準備も怠らないようにしなくてはなりません。特に児童期~思春期は母子分離のタイミングになりますので、ここで充分な支援が得られない場合、青年期への自立へ支障をきたす可能性があります。
青年期におけるADHDは、思春期からの準備が長引く可能性も大いにあり、自立の準備を続けることもあります。ただし、ADHDの場合は、自分の望む環境を自分で選択することで、満足度の高い生活を過ごすことができようになるケースが多く見られます。特に個性的な能力が認められる領域の仕事(ひらめき、感性を重視する仕事など)においては、行動が認められる可能性も高まると考えられます。
注意しなくてはならない点は、極端に自信を喪失したり、対人関係に不安を持つと、症状が強く出る場合がありますので、社会がどのような理解と支援、受け入れをするかは、重要なポイントになってきます。